先日、全国で講演を行い、災害に備え、ママたちが何を行うべきかを伝える活動を精力的に行なっているかもんまゆさんを講師に迎え、「防災ママカフェ in 須崎」が開催されました。

 

 


かもんさんの講義は現在子育てをしているママたちと同じ目線で語りかけることで、それまで漠然としていた防災への意識が、より明確になります。

避難所生活の実際、非常食をどう分配するかなど、具体的な行動についてもレクチャーを受けました。防災食品案外うまー

 

 

参加者のお一人はこのお話がもっとたくさんの人に届くようにと講演の内容をわかりやすいイラストでレポートしてくれていますよ。

 

 

 

 



その翌日は須崎市総合防災訓練が行われました。朝8時にサイレンが鳴り響き、訓練開始。

 

 

 

 

 

まちかどギャラリーから、先日ペンキ塗りを行なったあずまやの建つ城山公園の避難所まで登ると、そこにはすでに大勢の方々が集まっておいででした。

 

 



 

さすがに津波避難の意識は高く、訓練も慣れた様子ですが、若者からお年寄り、子供連れ、ペットと一緒の方など、色々な立場の人が一箇所に集まった避難生活の実際について、知識をもっと広めることも重要だと思いました。


須崎で毎年行なっているアートプロジェクト「現代地方譚」ももう6回目。今回のテーマはまさに「防災」

アートが単なる趣味享楽、イベントごとではなく、歴史や社会の課題と地続きであることを示したいと思っています。


ペンキを塗り直したあずまやにはこれからモンデンエミコさんの手が加えられ、作品となります。訓練の時だけでなく、日常的に人が訪れ、まちの事を思い、考え、語り合う場となるように、という試みです。

このブログを書いた人

川鍋 達
千葉県出身。美術を専門に学んだのち、ドイツに渡り、研鑽を重ねアーティストとして活動。国内外の展覧会に参加。帰国後、美術教員を経て地域おこし協力隊として須崎市に移住。経験を活かし、まちかどギャラリー運営のサポートに当たる。協力隊任期が終了後、引き続きまちかどギャラリー館長として企画・運営に従事。アートプロジェクト「現代地方譚 アーティスト・イン・レジデンス須崎」のディレクターを務める。