まちかどギャラリーの主屋の玄関にのれんがかかっている

 

 

 

 

 

 

佐々瞬さんの作品

「もうひとつの世界のためのかつ丼や」

がはじまっている。

 

 

 

 

 

 

門扉をくぐって玄関から上がると

そこには架空のかつ丼やのテーブルがある。

 

 

 

 

 

テーブルの上面はガラス張りになっていて

中に長さや形がさまざまな包丁が並べられている。

 

 

 

 

 

 

これらの包丁はすべて

須崎にある土佐打ち刃物の工房

迫田さんのところで作られたものである。

 

 

 

 

 

 

 

テーブルのある部屋の隣には、映像が流れていてる。

 

 

 

迫田さんへのインタビューで始まる。

真っ赤になった刃を機械で打ち付ける姿がうつされる。

そして、迫田さんがかつ丼を作る。

 

 

 

 

 

 

迫田さんが「刃物屋をやっていなかったら?」

という問いに対しての答えから構想された作品

「もうひとつの世界のためのかつ丼や」

 

 

 

 

 

 

「もうひとつの世界」。。。とあるが

テーブルの中に鎮座した包丁たちを見て思う。

 

 

 

 

 

 

 

この包丁たちがあるから

このかつ丼やが存在するのだと。

 

 

 

 

 

 

 

迫田さんが

刃物を作っていなければ

 

 

 

 

 

 

 

 

かつ丼やさんという

世界もなかったんじゃなかろうか、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迫田さんの過去と現在とが

この「もうひとつ」を作っている。

 

 

 

 

 

 

 

「もうひとつの世界」はどこともつながらずに

遊離している世界ではないのだよ。と

テーブルの中の包丁がそう物語る。

 

 

 

 

 

 

そうそう、テーブルの中の包丁は

町の人から借りて来たもの。

(わたしも提供している)

 

 

 

 

 

 

そこでまた

迫田さんを迫田さんたらしめるものは

迫田さんだけじゃないんだー

とか思う。おもしろいねー。ホクホク。

 

 

 

 

 

 

でもって映像の中の方が

架空の世界のように感じて

とても不思議な気分になる。

 

 

 

 

 

 

 

かつ丼やが現実で

映像は「刃物屋さんバージョンの迫田さん」がいる世界のよう。

 

 

 

 

 

 

 

そうか、まちかどギャラリーと思ってくぐった門扉の時点で

すでに「もうひとつの世界」への入口だったんだー、と

だまされていたい気分になる。

 

 

 

 

 

 

 

つながっている「もうひとつの世界。」

 

 

 

 

 

 

 

遠いと思っていた世界へも

少し舵を切れば行けるかもしれないと

なんだか背中をおしてもらう作品でもありました。

(鍛冶職人だけに。。。え、うるさい?)

 

 

 

 

 

 

 

残り数日や。。。明日も紹介させてください。

 

 

 

 

 

 

いよいよ今週末で現代地方譚7が幕を閉じます。

 

 

 

 

 

フィナーレには、演劇セクションによる朗読!

 

 

 

 

大澤さんによるシンポジウム!

 

 

 

あと、かんちょうのギャラリートークもあるぜよ。