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 2014年1月に始まった「現代地方譚」は今期で10回目の記念すべき開催を迎えます。

 

 様々な表現(者)との邂逅によって、ここに住むわたしたちが「このまちに依拠する新たな視座を獲得し次世代に繋ぐこと」を期待するこのアートプロジェクトは、新進芸術家が地域を訪れ、リサーチを通じた制作を行う「アーティスト・イン・レジデンス須崎」を出発点に回を重ねながら、やがて住民が企画・運営の主体となり、市民演劇の公演、野外コンサートなど多様な芸術表現を取り入れるなど、独創的な地方発の取組みとして成長しています。

 第10回の節目にあたる今回、このまちもいよいよ世代交代の時期を迎え、「海のまち須崎」として公共施設の新設を含む大規模な整備計画が進行する中、「現代地方譚」が地域に根付き、より持続的な取組みとしていくために、来年2月の本会期に先駆けてこれまでの活動を振り返るとともに将来の須崎を展望するトークイベントを開催し、文化芸術によるまちづくりの意義を考察します。

 

 気がつけば、回を重ねるごとに、芸術家たちの作品が意外なほど多くここ須崎に集積されていました。

 今回の展示では、これまでの現代地方譚で展示された作品から、すさきまちかどギャラリーへの恒久設置、作家からの寄託、市民が購入するなどして須崎に残された作品、および一部貸与作品を展示します。

 それぞれの現代地方譚の会期終了後も須崎に残る作品を、まとめて鑑賞できる貴重な機会となります。

 また、図録・映像資料の時系列展示も行い、これまでの歩みを振り返ります。

 

 

ON REFLECTION 100年のまちづくりを展望するために RETROSPECTIVE/SYMPOSIUM

 

会期:2022年10月4日(火)~16日(日) 9:00~17:00 ※会期中、11日(火)のみ休館日

会場:すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸

関連イベント:
これまで関わりのあった作家、地域住民、実行委員によるトークイベント
2022年10月8日(土)、9日(日) 13:00~