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「現代地方譚」はさまざまなジャンルの表現者が地域に滞在し、リサーチや作品制作を行う取り組みです。

2014年から現代美術を中心にアーティストの招聘と発表を行い、2018年以降は美術の垣根を越え、音楽家や演劇人も招いた創作を行っています。

 

 

本展について

「アート」を端緒に、まちの魅力と課題を探ります。

今、このまちでは図書館などをはじめとする公共施設の刷新をはじめ、次世代に向けた様々な取り組みが進められる一方、昔からの建物は老朽化に、昔から暮らす住民は高齢化に直面し、これまで通りの生活の維持が次第に困難になりつつあります。

見慣れた街並みは、今後数年でさらに変わっていくことでしょう。

街並みや景観はそのまちの価値であり、記憶であり、アイデンティティです。

新しさや便利さ、合理性だけを追い求めていては、地域の魅力は損なわれてしまいかねません。

このまちでどのように暮らしを営み、何を、どのように次世代へ伝えていくのか?毎年日本の各地から渡り鳥のようにやって来るアーティストたちの視点をよりどころに、これからの、このまちのありかたを語り合う場となる展覧会を目指しています。

 

 

 

 

アーティスト・イン・レジデンス須崎 滞在作家による成果発表展示

アーティストの視点を手掛かりに、物語を紡ぐように《いま》の地域の在りようを皆で語り合い、将来を想像しようという趣旨で始まったアーティスト・イン・レジデンス須崎」。

2022年初秋から今冬にかけて須崎を訪れたのは写真家、劇作家、音楽家として、それぞれが主軸となる活動で実績を蓄えながら、その領域を超えた活動の幅を見せる3人のアーティストたち。

各人が各様に捉えた「須崎」が提示されます。

 

 

 

 

展示作家

田中和人(たなかかずひと)

1973年埼玉生まれ。アーティスト。sodaディレクター。1996年明治大学商学部を卒業。会社勤務を経て渡米し、2004年 School of Visual Arts(ニューヨーク)卒業。写真と絵画の関係を軸に、写真による新しい視覚表現を探究し、国内外で作品を発表している。現在、京都および福岡を拠点に活動。京都ベースのアーティスト・ラン・スペース「soda」ディレクターとして展覧会の企画も手掛ける。2011年TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD グランプリ受賞。

 

 

 

 

阪上洋光(さかうえひろみつ)

1978年兵庫県生まれ。自称「流しの国際演劇フェス師」(劇作家・演出家・俳優・演劇教師)

高校在学中に故秋浜悟史氏の劇表現に出会い衝撃を受ける。大阪芸術大学大学院芸術制作研究科修了。現在は宝塚北高校演劇科、大阪芸大舞台芸術学科などで講師を務める。また知的障がいを持つ方々との劇作りにも積極的に取り組んでいる。俳優としても舞台に立ち、南河内万歳一座や兵庫県立ピッコロ劇団など外部出演も多数。ずっと阪上洋光の劇表現を探求している。いちびり一家□すぺーす代表。

 

 

 

 

 

寺尾紗穂(てらおさほ)

1981年東京生まれ。2007年ピアノ弾き語りアルバム「御身」でデビュー。映画主題歌、CM制作(近作にKDDI、JA共済など)やウェブ、新聞雑誌での連載、書評など、音楽と文筆を生業とする。イ・ラン(韓国)、フェルナンド・カブサッキ(アルゼンチン)、レイチェル・ダッド(イギリス)ら海外アーティストとの共演多数。あだち麗三郎、伊賀航と共にバンド「冬にわかれて」でも活動を続ける。土地に埋れたわらべうたの発掘、リアレンジしての音楽発信をライフワークとし、『ミュージック・マガジン』誌で「寺尾紗穂の戦前音楽探訪」を連載中。

 

 


 

 

展覧会期:2023年2月4日(土)~2月26日(日)10:00~17:00

会場:すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸(須崎市青木町1-16) 月曜日休館

入場料:無料

 

 

イベントフライヤー

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