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政府が定める新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を受け、須崎市でも市が主体となるすべてのイベントの自粛が決定しました。このため、すさきまちかどギャラリーが主催する事業も同様の対応といたします。

 

当館の企画として3月14日から予定しておりました西村知巳個展「コミュニティーアート」は会期を変更し3月27日(金)~4月12日(日)の日程で公開いたします。

 

また、久通会場で予定しております展示及びトークイベントにつきましては経過を見守りながら引き続き開催の可否を検討したいと思います。

 

なお、まちかどギャラリーのその他の業務等は現在のところ、これまで通り行っております。貸館利用による催事等の開催状況につきましては、催事等の主催者様へご確認くださいますようお願いします。

 

 

西村知巳個展「コミュニティーアート」会期変更のお知らせ

 

 

東京と高知県とを行き来する写真家、西村知巳の個展を開催します。

 

 

 

西村は久通地区に徒歩で通いながら集落に住む人々を撮影しています。当初は単なる来訪者に過ぎなかった一写真家が、再訪を繰り返し、時間をかけて住民と接するなかでやがて特別な関係性を築き、撮影されたフィルム上に住民たちは他には決して見せない表情を残しています。

 

 

須崎市の久通地区は風光明媚な横浪半島の付け根に位置する小さな集落です。急峻な地形によって周囲から隔絶された小さな集落の人口は現在70名程度まで減っており、その殆どが高齢者となって集落の存続が危ぶまれています。過疎・高齢化という問題に対しては全国的に地域活性化、地域振興を目的に様々な取り組みがなされています。すさきまちかどギャラリーでもアートプロジェクトを通じ、地域課題に対して芸術分野からのアプローチを試みており、市外から注目されています。ですが、市全体から見ればその効果は未だ限定的で、当事者である住民に対する認知度・成果は十分とは言えません。

 

 

西村は一過性でポジティブ志向な地域振興の在り様に対して勘案を促します。政策・方策としての地域振興とは距離を保ちながら、一個人として特定の地域との関りを深め、制作している作家の作品を通し、地方における芸術の可能性を提示、アーティスト自身の表現活動を支援すると共に、その活動が結果的に地域文化のアーカイブとして機能するような取り組みを目指し、今一度地域における芸術・文化の役割を考察する機会を設けたいと思います。

 

 

 

 

 

展覧会
須崎会場
展示会期:2020年3月14日(土)~4月5日(日)3週間
展示会場:すさきまちかどギャラリー和室
時間:9:00~17:00、入場無料、月曜日休館

 

 

 

久通会場
展示会期:2020年3月30日(月)~4月5日(日)7日間
展示会場:久通地域総合コミュニティセンター 凪の里
時間:未定、入場無料

 

 

 

ギャラリーツアー、アーティストトーク、懇親会
日時: 2020年4月5日(日) 
13:00まちかどギャラリー集合、鑑賞後バスで久通に移動。
14:00~15:00久通地域総合コミュニティセンター「凪の里」でトーク
15:30~17:30懇親会
会費: 懇親会は会費制の予定(久通住民は招待)