”いま考えること、将来を想像すること”

現代地方譚6「そこに生き、そこに在る。」

 

 

現代地方譚6 概要

 

すさき芸術のまちづくり実行委員会は高知県須崎市の旧中心市街地を会場とする展覧会「現代地方譚6 そこに生き、そこに在る。」を開催します。

2014年から続く「現代地方譚」は県外美術作家によるアーティスト・イン・レジデンスのほか、演劇、映像、ダンスパフォーマンスの各種ワークショップとプレゼンテーションで構成されるジャンルを跨いだアートコンプレックスプログラムです。

2018年秋-冬にかけて美術、演劇の分野の各アーティスト達が須崎を訪れ、リサーチと聞き取りを行い、2019年1月19日より須崎での交流を通じて生まれた作品が展示、発表されます。

 

 

 

 

 
 
開催趣旨

 

そこに生き、そこに在る。

 文化(culture)の語源が示すように私たちは土地を耕す事(cultivate)で暮らしを開き、精神を豊かにして来ました。文化的な生活とは本来、自然に寄り添った営みであったのではないでしょうか。

自然と文化とはしばしば対立項として扱われます。
今日、情報網の発達によって世界が接続され、グローバルな価値観が広まることで、私たちの生活と身近にあった自然との乖離はさらに進んでいるようです。

自然と対峙し、克服する事で作り上げた社会は今、様々な問題を呈しています。自然の大きな反動の循環を目前に控え、もう一度足下の土を耕す事を始めたい。この土地の自然に寄り添った暮らしの“術”=アートを探りたい…。

  須崎市は豊かな海の恵みをはじめ、自然の魅力に溢れた町です。近年は、地域の若い世代が中心となった地域振興の取り組みが町に活力を生んでいます。また行政による子育てしやすい環境づくりのサポートも改善され、官民それぞれに次世代を見据えた町づくりが進められています。

しかしその一方で当市は地勢的にいつ起こるかも知れない災害への不安を常に抱えており、その対策が地域課題として残されています。
過去に津波を経験した世代は高齢化し、被害の伝承が困難になりつつあり、実生活の中で災害について話題を持つことは少なくなっています。また、テクノロジーに頼った便利な生活に慣れた私たちは被災時にどう立ち回れるのでしょうか。

私たちは子育て世代と共にアート活動と連動したプログラムを通じ効果的に防災を考える機会を持ち、災害へ備える意識を更新し、この町の豊かな自然と共に「生存」する力を培いたいと思います。

すさき芸術のまちづくり実行委員会

 

 

 

 

 

 

 
 
アーティスト・イン・レジデンス須崎について

 

アーティスト・イン・レジデンス(AIR)とは、芸術家が須崎市に一定期間滞在し、住民との交流、地域資源の活用に取り組みながら作品制作を行い、その成果を展示・発表するアートプロジェクトです。地方部では日頃は触れる機会の少ない今日的な芸術表現を、作品の生まれる現場に立会ったり、作家との交流を通じて理解し、楽しみながら地域課題の解決の糸口を探ります。 須崎市の旧中心市街地はかつては商業の集積地として賑わいを見せていましたが、少子化高齢化が進み、消費・流通の構造が変化する中でシャッターを下ろす店が増え、現在は人通りもまばらな商店街になってしまいました。私たちは地域再生の手段として、以前の商業的な賑わいによる復興を目指すだけではなく、文化的な豊かさを育むことで地域に新しい価値を生み、素通りされないような街にしていきたいと考えています。AIR須崎はそうした試みの1つとして2014年に始まりました。 これまで、30名以上のアーティストがこの地域に滞在し、地域住民との交流を深めてきました。アーティストの滞在拠点や展示会場として、街に点在する空建物を活用することで、展示を観るために街を回遊する人の流れも生まれました。活用した物件に入居が決まる事例も出ています。アーティストのユニークな活動を目の当たりにすることで街に活気が生まれ始めています。  

 

 

 

 

 

 

 

○レジデンス期 2018年10月~12月

・須崎に美術作家が滞在、リサーチ・制作活動を行います。
・演劇制作プロジェクト「須崎のまちの物語」:劇作家が須崎に暮らす人々を取材し〈まちの記憶〉をもとに戯曲を創作します。 

・各種ワークショップ開催

○パフォーマンス期2019年1月19日~2月17日

・レジデンス成果と防災資料展示、演劇、カフェ・物販、まちあるき、ワークショップなどの開催期間

 ※オープニングの19日にはレセプション地方譚バルが開催されます。
 ※演劇公演2/2(土)、2/3(日)於:須崎市民文化会館

 

 

 

 

 

 

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