こんにちは!

毎日がエブリデイですね。

 

 

 

さて、古屋竹原展も今日を覗いて

残すところ2日間となりました。

 

 

 

 

本展では

須崎市はじめ、地域の皆さまから

沢山おちから添えをいただきました

 

 

 

 

館長の渾身の展示壁に

 

 

 

館長懇親の展示で

本当によい展示になったと思います

 

 

 

 

 

 

漢詩などの解説に

母校の教諭であり

いまや心の師匠となった方が

協力してくれて読みごたえありです。(自画自賛)

 

 

 

 

 

 

ちなみに

私のいちばんお気に入りの作品は

紫竹の山水画です。(竹原さんじゃないんかいっ)

 

 

 

 

 

この作品にある漢文は

中国の文学者欧陽脩が書いた秋声腑というものです。

 

 

 

 

 

欧陽脩が夜、本を読んでいるときに外から物音がする。

何の音なのか想像をめぐらしているがわからない。

そこで、召使に観に行かせるんですね。

 

 

 

返ってきた召使も

「なにもなかった。星もきれいだし。」

みたいな返答をします。

 

 

 

そこから

欧陽脩が秋について長々と哲学やうんちくを述べます。

本当に長々と。

 

 

 

 

はっと気が付くと

聞いていると思った召使は

頭を垂れて眠っていた

 

 

欧陽脩「ふぅ・・・」

 

 

 

 

 

 

そんな話です。

略しすぎと、若干のフィクションはお許しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、ここで面白いのが

漢詩の後に文章を付け加えているんです。

 

 

 

 

 

 

 

その内容が

塞其白間。観者幸恕薫。
 
 
 
 
 
 
意味は
画面の余白をこの賦で塞いだ。観者は許して焼き捨ててくれたら幸いである
 
 
 
 
 
つまり
紫竹の謙虚の言葉が
書かれているんですね。
 
 
 
 
 
この山水画にでてくる欧陽脩(に見立てた?人物に)
 
 
 
 
 
 
召使(に見立てた人物)
 
 
ともにかわいく
そして秋らしい漢詩
 
 
 
 
 
 
 
最後の謙虚な紫竹の言葉に
なんだかほっこりします。

 

 

 

 

 

さて、予想外といえば

「血筋のものです」

というお客様がいらしたり

 

 

 

 

 

「私ももってはりますえ」

と掛け軸をはだかで

もってきてくれるなど

 

 

 

 

 

反響の大きさです。

許可をいただいたものは

ありがたく展示させていただいております。

 

 

 

 

 

 

ゆ~え~に

 

 

 

 

 

当初よりも展示作品が

ずんどこ増えております。

 

 

 

 

 

本日友人が

握りしめてきた裸の掛け軸は

竹原作品としては

特筆すべき作品でした。

 

 

 

 

【手前から3番目】

人物がたくさんたくさん写っています。

 

 

 

 

 

 

 

こんなにいっぱい人物が出てくる

竹原作品はないね~と

師匠ともやり取りしたことでした。

 

 

 

 

 

 

明日、明後日は高校生カフェです。

ぜひ、併せてご利用くださいね♪

 

 

このブログを書いた人

佐々木 かおり
須崎市うまれ須崎市育ちの須崎だいすきビト♪
「現代地方譚」の企画から現代美術をはじめ、「美術っておもしろい。」「文化って興味深い」と思うようになりました。現在は2児の母として、仕事に家庭に走り回っています。
母親の立場から見て、親子連れにも優しい施設、催しをつくっていきたいです。移住サポーターもしているので、須崎へ引っ越して来た方、引っ越しを考えてる方、色々お話も出来ると思うので、気軽に声をかけてくださいね。