真夏のすさき七夕かざり、先週末をもって無事終了いたしました。

 

 

 

 

 


感染症の拡大という予期せぬ事態によって、須崎の夏の風物詩ともいえるイベントが軒並み中止となってしまいましたが、今年は七夕かざりの活動10年目の節目の年、そしてわら馬には疫病除けの願いも込められていることから、何とかして開催したいと旧暦の七夕に合わせたスケジュールとなりました。

 

 

 

 

 

 

最初はわら馬自体の姿かたちの可愛らしさに魅せられたことで、風習の保存、伝承を目的に始まったこの活動も、やがて周辺地域との交流が生まれたことで、各地区の風習の差異に着目しアーカイブしたり、材料の藁を調達するために始めた稲作を通じて、人の暮らしが自然の循環の中で営まれている事に気付いたり、10年間続けることによって様々な思い入れが蓄積されたステキな催しに成長していると思います。来年以降も楽しみですね!

 

 

 

さて、今日から9月。今月も注目の企画が続きますよ!

 

9月19日から始まる企画展「竹村 功コレクション展」

 

 

 

 

 

須崎市在住の竹村功(たけむらいさお)氏が10代のころより、50年以上かけて収集した琺瑯(ホーロー)看板、前掛け、そばちょこから、ホンダ社製のモンキーまで、約1000点にのぼるコレクションです。

ある時、些細なことで手に入れた1枚琺瑯看板を皮切りに、多岐にわたる蒐集が始まります。「集めだいたら、100個は集めろう。」の精神で50有余年。

竹村氏が自身の楽しみのために、ゴトゴトと地道に探し集めてきたコレクションは今まで、ほとんど公開されることはありませんでした。そんなひっそりと須崎に集結していたお宝たちを、今回、整理と記録の機会を兼ねて一気に蔵出し。各コレクションと、竹村氏とのエピソードを交えながら紹介します。

昭和レトロの懐かしさと竹村氏のユニークな人柄が垣間見えるコレクション展を是ご覧ください。



早速展示搬入作業が始まっています。

 

 

 

 

膨大な数のコレクションを整理、記録し展示するため、展覧会オープンまでの間、館内の見学については場合により制限させていただきます事、何卒ご了承ください。
よろしくお願いいたします。

さらに!

9月20日(日)・21日(月・祝)の2日間は「すさき街バル2020」開催に合わせて夜間も開館する予定です。どうぞお楽しみに!

このブログを書いた人

川鍋 達
千葉県出身。美術を専門に学んだのち、ドイツに渡り、研鑽を重ねアーティストとして活動。国内外の展覧会に参加。帰国後、美術教員を経て地域おこし協力隊として須崎市に移住。経験を活かし、まちかどギャラリー運営のサポートに当たる。協力隊任期が終了後、引き続きまちかどギャラリー館長として企画・運営に従事。アートプロジェクト「現代地方譚 アーティスト・イン・レジデンス須崎」のディレクターを務める。