5月1日(土)より美術コレクター姫本たけし氏の所有する現代アート作品を紹介する展覧会「shelter Art collection by HIMEMOTO」が開催されています。

”シェルター”は避難所を指す言葉ですが、コロナ禍で生活の営みが制限される状況下にあって、アートが心のセーフゾーンとなるようにとの願いが込められています。

 

 

 

 

 

 

 

 

コレクターと聞くとかつては美術品オークションで高額で落札されるニュースなどから事業で材を成した富豪といったイメージを抱く方も多いかもしれませんが、近年は純粋にアートを愛好し自宅を飾るために作品を購入される若い世代の方も増えていて、姫本氏も一般企業に勤めながら気に入った作品をコツコツと収集して「サラリーマン・コレクター」のお一人です。

須崎市で毎年行われているアートプログラム「現代地方譚」をきっかけにまちかどギャラリーに度々来てくれるようになり、自身所有の作品でこのギャラリーで展示をしたいと申し出てくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明が無いと理解が難しいと言われる現代アートですが、強い思い入れを持って購入したご本人がその作品の意図や背景、アーティストについて語ってくれるので、とても面白く鑑賞することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

その上、展示作品は高知ではなかなか観ることができない、先鋭的なものばかり。なのになんだか居心地のいい空間になっています。

5日までの会期ですのでお見逃しなく!

 

 

 

このブログを書いた人

川鍋 達
千葉県出身。美術を専門に学んだのち、ドイツに渡り、研鑽を重ねアーティストとして活動。国内外の展覧会に参加。帰国後、美術教員を経て地域おこし協力隊として須崎市に移住。経験を活かし、まちかどギャラリー運営のサポートに当たる。協力隊任期が終了後、引き続きまちかどギャラリー館長として企画・運営に従事。アートプロジェクト「現代地方譚 アーティスト・イン・レジデンス須崎」のディレクターを務める。