~そこにはだれもいませんでした。
だれもいない場所に、わたしが立っているのです。
そこには空地も見えました。なにもない場所に見えました~
昨年、現代地方譚10で「国際演劇フェスティバル」と称して、すさきまちかどギャラリーに訪れる人を観客の前に立たせて演じてもらう試みを行った阪上洋光。
彼が再度、現代地方譚に参加し、休止していた劇団を須崎で再開させる。自身を種に見立てて、須崎の地でどのように芽吹かせることができるか、未知への期待を込めて、実験的に演劇上演を行う。
あらすじ
1995年に阪神大震災を経験した作者は復興する町の姿に驚いた。瞬く間に破壊され整備され、なにもない空地になった。そこには確かに家と暮らしがあったのに—。
物語は錯綜する家族の記憶と自己という不確かさを軸に進む。登場人物は三人の女。場所は、空地である。
過去に発表した『怪談/隣の家』を『テトテトテ』と改題して新演出で挑む。
作・演出:阪上 洋光
出 演:吉井 希・三穂 眞理子・石本 由宇
いちびり一家⊡トライアウト
演劇公演『テトテトテ』
入場無料/出入自由
公演①
日時:2023年12月28日(木) 14時開演
会場:しんじょう君の倉庫(須崎市原町1丁目5)
公演②
日時:2024年1月6日(土) 14時開演
会場:須崎市立市民文化会館(須崎市新町2丁目7-15)
★公開リハーサル
12月27日(水)・1月5日(金) 13時~16時
見学自由