「映画」と聞いて先ず思い浮かべるのはなんでしょう?
ハリウッドの超大作や人気アニメ番組のお正月や夏休みの特別編をショッピングモールに併設された大劇場で楽しんだ方はきっと多いのではないでしょうか。
土佐弁に「あだたん」という言葉があります。脱藩した龍馬のことを「土佐の国にはあだたん奴だ」といったように器に納まりきらないという意味で使うそうです。
「映画表現」の裾野は広く、昔から大衆娯楽作品だけではない、実に様々なアプローチが試みられています。今はスマートフォンで誰でも気軽に動画が撮れるようになり、発表のプラットフォームも変化して、より実験性、芸術性・趣味性を追求する動きが活発になるかもしれません。このような商業映画とは一味違う、オルタナティブな映画に焦点を当て、映像表現の多様性を味わう映画祭が高知県内の広い地域で開催されます。
須崎市では文化会館とまちかどギャラリーにて「映像と身体」をテーマにセレクトしたユニークな作品をご紹介する他、監督のトークなどを行います。一般的な映画のイメージの枠に納まりきらない“あだたん”映画の世界をこの機会に是非体験してください!