「現代地⽅譚 3」すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸(⽵崎和征展⽰⾵景)、2015 年 Photo: Mie Morimoto
「竹崎和征 須崎」
風景を手掛かりに絵画表現を探求し、国内外で精力的に発表するとともに須崎市のアーティスト・イン・レジデンス事業「現代地方譚」開催に尽力するなど、今後の活躍を期待されながら昨年6月に急逝した須崎出身の画家、竹崎和征の展覧会を開催いたします。
本展では「すさきまちかどギャラリー」のすぐ南にある須崎港を描いた学生時代の作品から、近年の作品まで、故郷である須崎との強い結びつきがうかがえる作品を展示いたします。
会期初日には竹崎と親交のあった佐々木ホゲット、すさきまちかどギャラリー館⻑の川鍋 達と本展キュレーターの竹崎瑞季(竹二郎三郎)によるクロストークを行います。
◾展覧会
「竹崎和征 須崎」
会期:2025 年 6 月 14 日(土) ‒ 6 月 29 日(日) 9:00-17:00 月曜休館
会場:すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸(高知県須崎市⻘木町 1-16)
キュレーション:竹崎瑞季(竹二郎三郎)
料金:無料
主催:すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸、竹二郎三郎
協力:MISAKO & ROSEN
後援:須崎市
◾関連イベント
「竹崎和征 須崎」クロス・トーク
日時:2025 年 6 月 14 日(土) 14:00-15:00
場所:すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸(高知県須崎市⻘木町 1-16)
登壇:川鍋 達(すさきまちかどギャラリー館⻑)、佐々木ホゲット、竹崎瑞季
「竹崎和征 須崎」レセプション
日時:2025 年 6 月 14 日(土) 18:00-
場所:すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸(高知県須崎市⻘木町 1-16)
※持ち寄り形式&出張プールバーCue
あわせて、作家が拠点としていた香川県丸亀市ではふたつの展覧会が行われます。
「SHORES」
竹崎和征が完成させた丸⻲のスタジオにおける最初の展覧会として開催。竹崎和征のスタジオの様子や作品を、ほぼそのままの状態でご覧いただける機会となります。また、竹崎作品にあわせて、本人と生前に親交のあった二人のアーティストのご協力のもと、TwinBoat Songs(竹崎和征+⻄村有)と臼井良平の作品を展示いたします。
会期:2025 年 6 月 21 日(土) ‒ 7 月 21 日(月・祝) 13:00-18:00 土日祝のみオープン
会場:丸⻲ビル 2F(香川県丸⻲市南条町 1-1)
アーティスト:竹崎和征、Twin Boat Songs(竹崎和征+⻄村有)、臼井良平
キュレーション:竹崎瑞季(竹二郎三郎)
料金:無料
主催:竹二郎三郎、XYZ institute
協力:MISAKO & ROSEN、Crèvecœur、無人島プロダクション
「Many Years (千年万年) / Marugame」
竹崎和征が生前にアーティストであり XYZ collective ディレクターの COBRA とともに企画を進めていた展覧会。昨秋、京都の VOU / 棒にて開催した「Many Years (千年万年)」の丸⻲バージョンとして、杉戶洋、⻘木陵子、伊藤存がキュレーションに加わり、新たな構成の展覧会として開催。
会期:2025 年 6 月 21 日(土) ‒ 7 月 21 日(月・祝) 13:00-18:00 土日祝のみオープン
会場:丸⻲ビル 2F(香川県丸⻲市南条町 1-1)
アーティスト:⻘木陵子、COBRA、榎本耕一、モーリン・ギャレス、伊藤存、ローレンス・リーマン、森岡美樹、中野浩二、大野晶、ジョン・リーペンホフ、イアン・ローゼン、杉戶洋、竹崎和征
キュレーション:COBRA(XYZ institute)、竹崎和征(竹二郎三郎)、杉戶洋、⻘木陵子、伊藤存
料金:無料
主催:XYZ Institute
協力:GOOD WEATHER、Kristina Kite Gallery、Taka Ishii Gallery、TAKEJIROZABURO、TAKE NINAGAWA、TARO NASU、Tomio Koyama Gallery、MISAKO & ROSEN、Roland Ross、XYZ collective、18, Murata
また、愛媛県今治市でも竹崎和征参加プロジェクトが開催されます。
「ART SANPO 2025」
愛媛県今治市内に点在する喫茶店や古道具店、レストランなどに作品が巡回する企画の第3 回目。竹崎和征+竹崎瑞季の共同制作による作品が展示されます。
会期:2025 年 6 月 1 日(日) - 11 月 30 日(日)
会場:愛媛県今治市内の各店舗
アーティスト:岡本秀、木村桃子、高橋大輔、竹崎和征+竹崎瑞季、手嶋勇気、早川祐太、若林菜穂
企画:Imabari Landscapes
協力:ANOMALY、HAGIWARA PROJECTS、MISAKO&ROSEN、TAKEJIROZABURO
Photo: TAKEJIROZABURO
◾竹崎和征
1976 年高知県生まれ。1999 年、高知大学卒業。制作の拠点とした須崎、東京、高知、小豆島、丸⻲、そして訪れた国内外の様々な土地の風景や環境を見つめ、絵画表現を軸に、思考と実践を続けた。2024 年、香川県丸⻲市にて没。主なグループ展に「リアル・ジャパネスク 世界の中の日本現代美術」(国立国際美術館、2012 年)、「絵画の在りか」(東京オペラシティ アートギャラリー、2014 年)、主な個展に「雨が降って晴れた日」(高知県立美術館、2020 年)、「玉虫とねずみ」(MISAKO & ROSEN、東京、2023 年)、「Before Spring」(47 Canal、NY、2024 年)など。
◾竹二郎三郎
アーティストの竹崎和征とキュレーターの竹崎瑞季による共同プロジェクトとして、2016 年より活動を開始。2017 年に香川県丸⻲市の自宅兼アトリエを会場にした展覧会「Group Show: Curated by The Steak House DOSKOI」を開催。展覧会のディレクション、執筆、共同制作、コラボレーションなどを行う。今後も、竹崎和征の意志を継ぎ、国や地域、人の時間を超えるアートの可能性を探る活動を行う予定。