突然ですがみなさんは映画はお好きですか?

 

 


”映画を観る”事をドイツでは”ins Kino gehen” (インス・キノ・ゲーエン)とよく言いますが、これは直訳すると”映画館に行く”という意味です。映画を「観る」という行為が映画「館」という場所と強く結びついて定着しているのが不思議で印象的な言い回しです。

 

 

 

映画産業が活況だった1950年代には須崎にも須崎劇場(須崎町)、起洋館(須崎町)、須崎セントラル映画劇場(須崎町)、さくら座(須崎町)という映画館があったそうです。 新町にあった須崎オリオン座は80年代までは営業していたようですが現在は一軒もありません。 高知市内まで出ればシネコンがあるし、単館の劇場も細々と続いているし、上映会もあるのですけど…

 

 

 

レンタルショップに行けば気軽にDVDが借りられ、インターネット上では膨大な量の映画が配信されているし、個人で映画を観る手段は多様化してします。それどころか自分自身ででコンテンツを制作することも今では特別なことではなくなっています。

 

 

 

でも、やはり大画面に没入して作品を鑑賞する醍醐味や、娯楽や 社交場として町に映画館があるというのはとても大事な事のように思います。

 

 

 

 ところで先日、新荘小学校の児童たちがストーリーを考え、監督し、8ミリフィルムカメラを使って撮影する、映画製作のプロセスを学ぶワークショップが行われました。8ミリで撮影なんて僕だってやったことない。なんて楽しそうなんだ!

 

 

この後映像に音楽や効果音を付けて映画は完成します。手のひらサイズの端末で何でも出来てしまうこの時代に重く、不自由な機材を扱って映画を作った経験にはきっと普段では得難い何かがあったと思うけどどうだろう。

 

 

 

完成作品は2月8日(土)にお披露目となります。みなさんぜひご覧になってください!  

 

 

 

 

新荘こどもフヰルムオーケストラ

新荘小学校4年生から6年生の子どもたちが監督した8㎜映画5本を生バンドの演奏と共にフィルム上映します。

日時:2月8日(土) 13:30開場/14:00開演 

会場:須崎市立新荘小学校体育館(須崎市下分534-1)

観覧無料

 

 

 

 

 

さて、映画館が無くなって久しい須崎の町に再びみんなで気軽に映画を楽しめる拠点を作れないかしら?ということで注目しているのがpopcornというインターネットを使った映画配信サービス。


通常、上映会を開こうと思うとかなりがんばってチケットを売らないとなかなか上映料を賄えるか心配になっちゃうけど、こちらはイベンターのリスクを減らして全国に映画鑑賞の機会を広めようという取り組みで、上映タイトルも結構興味深いものがあります。ひとつだけ、チケット販売に現金が使えずカード決済のみというのが不便なんですが、これも普及することで解決できるんじゃないかと思うので、モノは試しとご協力くださいますとうれしいです。

 


というわけでクリスマスの夜にお送りするのがロマンティックなこちらの2本!
お申し込みよろしくお願いします!

 

 

 

12/24(火)

クリスマス☆シネマ -第1夜-

 ザ・テノール 真実の物語  (121分)

 

 

 

18:00 開場  19:00 上映開始

定員 40名

チケット 1500円

※チケットの購入はこちらから↓

https://popcorn.theater/events/2112 

 

 

 

12/25(水)

クリスマス☆シネマ ₋第2夜

カミーユ、恋はふたたび (115分)

 

 

 

18:00 開場  19:00 上映開始

定員 40名

チケット 1,500円

※チケットの購入はこちらから↓

https://popcorn.theater/events/2145 

 

 

このブログを書いた人

川鍋 達
千葉県出身。美術を専門に学んだのち、ドイツに渡り、研鑽を重ねアーティストとして活動。国内外の展覧会に参加。帰国後、美術教員を経て地域おこし協力隊として須崎市に移住。経験を活かし、まちかどギャラリー運営のサポートに当たる。協力隊任期が終了後、引き続きまちかどギャラリー館長として企画・運営に従事。アートプロジェクト「現代地方譚 アーティスト・イン・レジデンス須崎」のディレクターを務める。